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日本国際看護師(NiNA)とは

近年、外国人観光客や外国人労働者の増加に伴い、増大する外国人患者に対し、適切に対応できる受入れ医療機関の必要性が高まってきています。言語、文化、習慣等の違いに不安を感じる外国人患者やその家族に対し、安心して医療を受けられる環境を整え、病院内あるいは外部からの要請に応じ、各部署と連携し、調整役(コーディネート)ができる専門家が求められています。

そこで、高度な看護実践能力に基づき、異文化に対する理解や外国語能力に優れた看護師を養成し、水準に達したものを日本国際看護師として認定することにより、外国人患者等及び受入れ医療機関の双方に資する専門家を輩出し、国際医療の推進に寄与することを目的にこの制度を導入いたします。

日本国際看護師(NiNA)の役割

言語、文化、習慣等の違いのある不安を感じる外国人患者やその家族に対し、医療施設内の多職種と連携し、外国人患者に安全、安心な医療の提供を受けられるよう支援します。

常に中立・公平の意識を持ち、外国人患者等と多職種との双方の信頼関係の構築に寄与し、患者の「自己決定」のための支援を行います。

必要に応じ、外部の国際医療コーディネートサービス事業者や医療通訳者とのコーディネイトを行います。

展望

日本国際看護師(NiNA) 認定基準

◆次の1~5すべてを満たすこと

  1. 日本の看護師免許を有していること
  2. 実務経験が5年以上であること
  3. 日本国際看護師(NiNA)養成研修修了者であること
  4. 日本国際看護師(NiNA)認定試験の合格者であること
  5. 国際臨床医学会正会員であること